20年前以上の話しだが、真冬の晴天で春のような麗らかな日和。わたしは浜に出て海岸伝いに歩いてました。
波打ち際の音が私の足元から聞こえてきて、大きな枯木が浜に打ち上げられていました。私は罪深き女です。。人を半死半生の目に会わせた私は一年間の刑務所暮らしは当然のことでした。
私も消すに消せない心の傷を負わされたのです。彼には全治二ヶ月の重症を負わせました。彼は傷跡の残った片足を引きずりながら歩行しているとのことですが問題は無さそうです。。。。
‥恋人のアパートへ出かけたところ、たまたま恋人は不在で酒に酩酊している恋人の兄が居合わせており、被告と深い中にあり関係を迫ったが、恐れて帰ろうとしたところ酒によった勢いで‥
私は暴れて叫ぼうとしたところ、私の口をガムテープで塞ぎ、テーブルの上に担ぎ上げられ更には四肢をロープにて縛り上げてきた‥
わたしはその兄の事を好いていたのではない。その弟と一日でも会わずにはいられない狂おしい感情に至ったためである。
兄といる時の苦痛、、、私にとって弟との出会いは生きる意味を見出してくれたのだ。愛する喜びを知ったと言っても過言じゃない。
わたしは正直に弟を愛していることを告げ、最初からやり直したいと伝えた。兄も最初はわかってくれたらしく、紳士な熱意に理解を示してれた筈でした。
それなのに‥‥。弟は私と兄との関係は薄々気づいていたはず。わたしは一切を弟に話そうと決心をした。あなたを本気で愛していること。だから全てを話す。。
彼と、貴方だけと一緒に一生共にして生きていきたい。それらの心情を全て弟にぶちまけて、彼に寄り添い生きていくつもりでした。しかしその夢を‥その夢を兄が全て粉々に打ち砕いてしまったのです‥。